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さいごの君のことばが響くホーム
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作詞 林檎飴 |
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「ばいばいまたね」
いつものように手振り別れた
いつも分かれ道だけど
今日は駅のホームだね
「ばいばい」
もう会えなくなるだろうね
だからまたねは言わないことにしていた
だけど
もう出会える事は無いだろうけど
また会いたいな 思ったから
微かなる約束に賭けて、
「またね」
精一杯笑って言った
君はまだ泣いてる
何でだよ、まだ出会えるかもしれない
駅なんて越えてさあ、
電車が止まったら 自転車で まだ会えるじゃん
「そうだね」
君が無理して笑った
「またね」
「うん」
「絶対いつか会おうね、」
「うん」
「電話してね それからさ、」
言いかけた君
何を言いたかったのかなあ?
それは知らないけど
まだ会えるから
次のとききこうか
次の時、うん
次・・・
電車が出発の音を鳴らす
「また会おうね絶対」
君が精一杯言う
僕は答えなかった
「そうだね」
とっくに電車が行ってしまった
独りのホームで
泣き声でつぶやいた
「 また会おうね絶対 」
最後の君の言葉が響くホームを去った
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