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100万回生きた猫
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作詞 林檎飴 |
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貴方は何を忘れてしまったんでしょう
遠い空に 永遠に戻らない空に
愛か笑顔かそれとも約束か
遠く渡り鳥が見えます
海が近づいてきます
水が目の前にあります
あ 消えた
あ 光った
そんな風にしては無駄に繰り返す日々
遥々とした春空は…
熱々しい夏空は…
飽き飽きの秋空は…
凍えるような冬空は…
覚えていますか?
貴方は生まれることしか考えていない人
100万回生きても 100万回死んでること
気付いていますか?
もし貴方があと1回でも生きるために死ぬというのなら
私は生命の繰り替えしを止めます。
苦しい想いをするためだけに
ある感情じゃないのです
少なくとも
貴方と恋に落ち幸せでした
遥々とした春空は…
熱々しい夏空は…
飽き飽きの秋空は…
凍えるような冬空は…
貴方といた空だけが鮮明に映る
幸せなのは生まれ変わりじゃない
幸せなのは生まれ変わるための死じゃない
それを求めて死んでは生まれ 生まれては死に
あと1回死なせてというのなら
私は貴方を見捨てます
貴方は死にます
仕組まれた恋心 渋く黒い恋心 貴方の恋心、
どうか永遠に蘇ることのない様に
生きてきたメモリーに
私だけが映る様に
あ 消えた
あ 光った
そんな風にして
100万回の生命はあっけなく終わりました
ごめんなさい
それでも私を白い猫と呼んでくれますか
私は今日(こんにち)にして
生まれ変わりました
さようなら…
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