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吹雪舞う冬の夜の話
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作詞 σηινψο |
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吹雪舞う冬の夜の話 凍えた貴方は此処へ来た
つららの先に立たされた貴方は 微かな灯りを見つけ此処へ来た
何故? 私なんかを頼って?
助けを求める貴方を家へ招くと
私は持っていない暖かさを使って貴方を必死で暖めようとした
生まれて初めて温度(ぬくもり)というものを知った
貴方は優しいよ
皆が恐れる私のこと 疑いもせず
温度以外にも私に色々教えてくれた
夜が更け 白銀までもが漆黒に染まっていった頃
遂に私は貴方に生まれて初めての想いを抱いてしまった
私の心が融けてゆく そんな気がした
何故か体まで融けてゆく そんな気がした
熱い 熱いよ この想いをどうしたら良いの?
早くしないと私が私じゃなくなっちゃう
焦る私のことなど知らず朝は迫る
そして残酷にも太陽は白銀の世界を照らし始め 貴方は帰路を辿り始めた
・・・青空に、融け始めたつららが光っていた
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