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Sad Song
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作詞 蒼龍 |
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雪がちらつく 駅のホーム
もうすぐ 別れの電車がやってくる
こんなにも 愛しい君が
遠い未来へと 旅立っていく
毎日聞いてた 大好きな歌を
寄り添いながら聞いていて
こんなにも 明るい曲なのに
どうして 涙が零れるのだろう
僕の想いを 空に届けて
君に雪(ゆうき)を捧げよう
ほら 目を閉じて感じてごらん
春の陽気に 包まれるだろう
もうすぐ 夜明けをむかえる
始発のサイレンが 僕等を引き裂く前に
ポケットの中 涙をしまう君に
僕の上着(あい)を そっと被せる
悲しい声で 下の名前を呼ばれると
胸に抱えた 愛しさが溢れてしまうから
何も言わずに 僕は俯いた
ホームの距離と 二人の距離が声に変わる時
遠くに 微かな光が見える
君は そっと立ち上がり
僕の頬に キスを贈る
誰よりも強く 君を抱きしめながら
約束を溶かし 涙が零れる
どうか 僕の願いが
一つだけでも 叶うなら
二人の笑顔で 時間を止めて
もう一度 あの場所まで戻りたい
光輝く 君の瞳から
綺麗な雫が 零れ落ちて
遠くの光が 目の前にやってきたとき
僕はただ 立ち尽くしていた
音を立て 去り行く電車の窓を見つめ
繋いだ手と手が ゆっくり解けた
一年だけの ガラスのような二人
誰よりも 近かった君が
誰よりも 遠い君へ変わっていく…
君へサヨナラ 楽しい思い出をありがとう
君と刻んだ あの日々を
僕は忘れはしないだろう
永遠に輝く 心の星になるから
君の乗った 電車の光が
また遠くへと 過ぎ去っていく
微かな光が 音を見失った時
降ってた雪が 予報外れの雨(なみだ)に変わる
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