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スコール
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作詞 蒼龍 |
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通り過ぎた 亡者の風に
時代を生きる 意味を問う
冠目指し 争いが絶えぬ
上辺だけの幸 大東京
夢を見てたの 遥か昔に
とても 暖かな手を握ってたこと
今を生きる 弱者の影を
遠く擦れた ヒルズに乞う
泣いているの?
何処へ行くの?
触れては消える 名も無き花びらに
届かぬ叫びが ただ轟くスコール
通り過ぎた 兵の雨は
全ての傷を 洗い流せるの?
美辞麗句 並び立てては
頭が上がらぬ お膳立て
黄昏に染まる あの空に
夢を描いてたの 泥だらけになるまで
今を笑う 強者の街に
小さな蟻たちが ただ群れる
姿が見えないの…
私は誰なの?
已みそうもない 自己嫌悪の真っ只中
痩せた瞳に 激しく突き刺さるスコール
もう吹かぬ 弱者の風
何も見えない 暗闇に落ちて
ここは何処なの?
何も見えないの…
冷めた身体に 言霊が突き刺さり
彷徨い歩けば 灰色の楽園に辿りつく
あぁ…こんなにも 世界は広いのに
身体を纏う 自傷だけがループして
土へと消えていく もう吹かぬスコール
…やがて時代は流れ 過去は雨へと流される
そして また 大都会を夢見る若者たちがいる
夢を見てたの 幼きころに
自分を感じられた 確かな温もりを…
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