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ビブラート-追憶-
作詞 蒼龍
午前〇時 あなたからの着信音
だけど 寝てるフリ 出たくないわけじゃない
好きな人ができたなんて 全部ウソ
本当は 今でも あなたが大好きだヨ

昨日を越えて 今日を彷徨う風と共に
乾いた枕で 涙を拭ってるの

あなたの花びら ひらり 部屋に落ちて
二人の合言葉を 一つずつ重ねていくの
抱きしめるシーツに 見えない楽譜が浮かべば
消えそうな あの日のメロディーが 聞こえてくる


午前二時 届いたメッセージ
優しい声が 静かな部屋に響く
二つに重なった 音譜も欠けてしまえば
一つの音すら 見失ったままだネ

薄暗い空に 思い出星が見えてくる
一つ 一つ 過ごした日々を照らし続けるヨ

あたしの涙 ひらり 夜に隠して
輝くネオン街に 恋しさを降り舞くの
抱きしめた過去に 見えない愛を見つけて
いつまでも あなたのメロディーを奏でるの

午前四時 1000回目のリダイヤル
小さな呼び出し音 あなたの声は途切れたまま
「ごめんネ」 電話ごしにあなたに伝えて
異国の空への切符を 改札口へ通す

夜明け前の 薄暗い空の下
あなただけへの 想いを歌うヨ
そして 見慣れた街並みに あなたを探しながら
星屑の数だけ いつまでも溢れるビブラート

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ビブラート-追憶-
公開日 2007/04/12
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント ビブラート-記憶-の四時間前の世界です。女性の視点で書きました。
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