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歌えるはずないLove Song
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作詞 蒼龍 |
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煙草の煙に お前を重ねながら
慣れた手つきで いつものボタンを押す
ガラガラ声の バラードなんて意味がないね
俺だけを見つめる 透き通った瞳を覚えてる
「覚えてるかい?」離れ離れになって
ふとしたことで 傷つけあったけど
あの日 あの場所と同じMelody
ただ一つ違うのは お前が側にいないこと
ふざけ合って 歌ったこの曲も
今では 白日の心に染みるよ
グラスに映る あの溢れる笑顔
この時間が溶ける前に 飲み干したい
抱きしめながら マイクを片手に取れば
二つに重なる 胸の鼓動が一つになった
「今日は何歌う?」ってありふれた言葉で
もう一度 俺をあの日へと抱いてくれ
振り返れば あの季節のMelody
得意気にしては 二人で寄り添ったね
真夜中の太陽に 愛を確かめ合った
画面に映る男と女は まるで二人のようで
ガラス越しの 愛さえ見失ったけれど
二人の思い出は 曲の中でまだ生きている
あの日 あの場所で まだ笑顔が見つけられるなら
もう少しだけ 枯れ果てた声で歌える気がするんだ
あの日 あの場所と同じMelody
ただ一つ違うのは お前が側にいないこと
時間を遡って 歌ってみるけど
消えた欠片に 思いだけが滲むよ
歌い終わる その前に
失恋(キャンセル)と書かれたボタンを押すよ
そして 歌えるはずないLove Song 口ずさみながら
あの日 あの場所の涙が蘇る
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