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120円の温もり
作詞 蒼龍
寒くなったねと 一人冬に逆戻り
気がつけば いつもの自販機の前
見慣れた看板に いつものラインナップ
「変わらないな」と また呟いてる

君がいない 明日なんて
寒さに負けて 震えてしまうよ
だから 今日は黒の缶コーヒー
明日の見えない ほろ苦い恋の味さ

120円の温もりを 心に届けてくれる
ちょっぴり無口な 気まぐれなあいつさ
思い出に溺れる 夜の街並みを見つめ
ポツンと一人 涙色のメロディー口ずさんで
過去の君が笑う 二人の家まで帰ろうか


暑くなったねと 一人きりの夏祭り
ふと気がつけば いつもの自販機の前にいる
古ぼけた看板に 薄く君の名前が刻んで見える
「こんな日もあったな」と また嘆いてる

いつか 愛という名の砂糖で
明日も染まる 光が見える日まで
今日もあいつさ 黒の缶コーヒー
全てを包み込む ほろ苦い恋の味さ

120円でしか買えない 思い出が蘇ってくる
あと少しでいい 飲み干す前に
満面の笑みで笑う 君の姿が見たいんだ
テールランプに 二人のメロディー口ずさんで
お帰りと君が微笑む 二人の時間まで帰ろうか

今はまだ 忘れたくないんだと
君の名前だけに 語りかける
そして 120円の温もりに 溺れながら
あいつを見つめ 泣いていた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 120円の温もり
公開日 2007/03/22
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント 120円で買える、思い出という名の温もり。あなたも、お一ついかがですか?
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