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君思いし夏祭り
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作詞 ORI |
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二度と戻らないこの夏の
優しき淡恋の調律(うた)
君を思い泣いたあの夜は
蛍が舞い踊っていた……
遠くから聞こえた笛太鼓
夏を告げる涼風(すずかぜ)
夜の訪れを待ちわびて
鼓動は時を刻んだ
幼い頃の思い出
光満ち溢れ参道
彩り風車回って
夏の夜は煌めいた
訪れる別れの朝
涙は止めどなく流れて
僕の手を強く引いた
君もまた泣いてたの
高らか鳴り響く祭り囃子
二人の声を消してた
すれ違う人達の波が
僕らをのみ込んでいた……
また会おうと君と離れた
夏祭りを何度迎えただろう
僕は大人に近付いても
君を思い続けたの
風ざわめく方を向けば
優しい面影を残し君
巡り会えたこの夜に
涙が溢れたの
鮮やか咲き誇る花火は
僕達を照らしていた
そっと触れた指先の熱は
二人の距離を縮めた
静まりかえった夏祭り
通り過ぎる涼風
蛍が優しく舞い踊り
二人の幸福を願い
夢に描いた夏祭り
来年も君と二人
ずっと傍にいたいと願い
この手を離さないで
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