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オリオン
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作詞 ゆーえん |
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真冬の空 少しだけ空気が澄んだ夜は
邪魔な建物の隙間から 今も懐かしいオリオン座
教科書で初めて覚えた その星座は今も
あの頃の君と自分を 思い出す鍵になる
冷たい手を擦りあわせて 二人並んだ通学路
珍しく積もった雪で どうしようもなくはしゃいだ
一つの缶コーヒーを 二人で分け合って飲んで
友達に見つからないよう 隠れて手を繋いだ帰り道
どうしたってあの頃に 戻ることは出来ないと知ってる
でも それでも今また君を思い出すのは
あの日あの瞬間がとても これ以上無い程幸せだったと知ったから
濃紺の空に浮かぶ三ツ星 あの日の二人の目印
西へ東へ移り変わっても いつまでも見守るオリオン座
通学路を通うことも出来なくなって
もう雪が降ってもはしゃぐことはないでしょう
一つの缶コーヒーも分け合ったりしない
愛する人と往来で手を繋ぐ そんな大人になりました
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