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途方
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作詞 ゆーえん |
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いつだって好きなのは 雨上がりの透明な空気
少し雲がかった遠い空 そして
木の葉を伝う雫を含んだような その瞳と
一目を忍ぶように逢った あの公園は今も
ベンチに誰も迎えないまま ひっそりとただあって
好んで飲んでいたあのコーヒーの銘柄も
未だあの日を思い出させる
どこにでもいるような人間だよと笑っていたのに
そんな人間はただ一人しかいなくて
過去へと時間を巻き戻す乗り物は
やっぱりしばらくは出来そうにもなくて
ただ我武者羅に探し出して見つけ出して
もう傍から離れないように繋ぎたいと思うのに
自分の中の誰かが それを許そうとはしないんだ
もう一度出会えたら 愛の言葉を嵐のように
もうこんなことにはならないように降らすと思うけど
あの頃だってびしょ濡れになるくらい 呟いていたんだと気付く
どう足掻いても取り戻せない日常を
今更にまだ求め続けるこの姿を
きっと君が見る日はもう ないはずで
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