|
 |
|
ocean letter
|
| 作詞 ひこうきぐも |
|
紙切れにたったひとつの言葉と
あふれて零れ出しそうな言葉を
ガラス瓶に無理矢理押し込んで
零れないようぎゅっとフタをする
ゆらゆら光る波にまかせて
どうか届きますよう
届くわけもないのに
いってらっしゃいとガラス瓶を放す
強すぎる波にかえってこないよう
弱すぎる波に溺れてしまわないよう
たくさんの思いがお魚さん達に
食べられないようにずっと祈る
ざあざあ踊る波にまかせて
どうか届きますよう
届くかもしれないと
いってらっしゃいとこの思いを放つ
大きすぎるひろすぎる遠すぎる
それでもこの海に負けないくらい
強すぎる僕の思いをああどうか
クジラの噴水にガラス瓶が舞い上がる
宝石色の珊瑚に目を奪われ立ち止まる
雨が降り嵐をお迎えしようとも
届くようにもっと泳いでいく
ぴかぴか輝くお陽さまが
きっとあらわれたなら
もう少しだよって
よくいらっしゃったねと言われるよう
大きすぎるひろすぎる遠すぎる
それでも届かないとわかっていても
届いてと願ってしまう僕をああどうか
|
|
|
