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AYA
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作詞 心菜 |
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「 彼女との思い出は? 」
と、
もし聞かれても
たぶん即答できない
それくらい
短かったのも事実で
彼女と僕は
たぶん心友で
恋の病を抱え
よく相談する相手で
交換ノートに
想いを綴ってた
幼かった僕らは
好きな子の苗字を
自分の苗字にして
そのノート世界では
僕らの恋を成就させて
よく妄想を
繰り広げていたっけ
こうゆうのって
書くとひかれるのかも
でもそれが彼女との
数少ない思い出の1つで
私には
大事な出来事の1つで
ある日突然 彼女が転校
本当に突然すぎたから
別れを言ったのかすら
あまり覚えていない それが事実で虚しい
あ。そういえば
夢も語り合ったなぁ
彼女は漫画家
僕は作家
2人で有名になったら
世界一周でも…?
なんて、
今思えば無謀な夢を
キラキラなその夢を
抱いていたっけ
それから離れても
僕と彼女は切れずに
文通を続けてた
でもお互いの生活
環境もあって 厳しかったのも事実で
そのうえ面倒臭がりな僕は
先延ばしにしてばかり
待たせてしまうばかり
でも彼女ならきっと
待ってくれてると信じてた
なのに ねぇ
どうして いないの
どうして
…消えちゃったの
どうして
目を閉じたままなの
お願い 私の名を呼んで
そこから起き上がって
眠そうな顔しながら
「 、おはよ」
それだけで解る
ちゃんと解るから
その唇を開けて
目を、 覚まして
また 笑ってよ
私を見て 笑って、 ?
ちゃんと 全部
受け止められなかった
僕はどうしようもないバカだ
お願い まだ
眠らないで よ
僕をおいていかないで
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