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瞳 -ねがい-
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作詞 心菜 |
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彼女との
記憶の中で一番古い 思い出はなんだろう
過去に想いを巡らせて
いつも頭の中に浮かぶのは
手先が器用な彼女が作った ふくろうの貯金箱
持って帰るのに苦労した かわいい風鈴
カラフルな糸でできた 亀のキーホルダー
会うたびに
いつも向けてくれていた 綺麗な瞳
純白できらきらとした 柔らかな笑顔
思い出すだけでもう
涙があふれてしまいそうで
「 明日 」が怖い って思うのは
あの日ぶりだね きっと
あの人がいなくなった ちょうどその頃だったね
ねぇ
貴女もまた 旅立ってしまうの?
私がこの世で一番大嫌いな
「 病気 」という名の悪魔のせいで
またその悪魔のせいで
私は貴女までも失うの?
「 会いに来てくれてうれしかった 」
そんな言葉 聞きたくないよ
だって貴女は
そこで一生懸命生きているのに
もう 旅立ってしまうことを前提にして
そんな残酷なこと 言わないで
またすぐに 会えるじゃない
またすぐに 会いに行くよ?
お願い
お願いだから
もうこれ以上 誰一人
私の前からいなくならないで
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