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失光
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作詞 心菜 |
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君の重荷にはなりたくなくて
僕は逃げていたんだと思う
君の存在から 君のひかりから
きっと 逃げていたんだと思う
誰かが思えば くだらないことなのだろう
自分でもよく分からなかったけど
たぶんきっと 自分の価値が知りたくて
ただただ もがいていたんだと思う
何を気にするでもなく
ただ素直に まっすぐに 純粋に
想いを吐き出せていたのなら よかった
ただ僕の中にいつもあるのは
僕自身を否定される「怖さ」ばかりで
何も見えていなかった
きっと 何も聞こえてすらいなかった
その間
誰かが叫び続けていたのかもしれないのに
誰かが泣いていたのかもしれないのに
そんなことも 何もかも知らずに
ただただ僕は 自分のことばかりで
「怖さ」から 逃げようともがくばかりで
もう 戻れなくなってしまった
昔のように想いを告げること できなくなってしまった
その上「諦める」ことまで覚えて
以来僕は「諦める」ことばかり
何かを信じても 裏切られるのなら
最初から信じない方がいいのだ、と
間違った勘違いをして 諦めていた
今も
そこまで 変わりはしていないけれど
「怖さ」から逃げたくもなるけれど
それじゃだめなんだ、って
今では誰よりも大切な君に 教えられたから
今の僕がいるわけで 今の生があるわけなのです
もちろん 怖いよ
このままずっと眠ってしまえばいいのに、って
願う夜は幾日もあったよ きっとこれからも
だけど 君がいるから
君がいるなら 怖くない
生きていけるから 前を向きながら
そうしてる間に
少しずつ君を 人を
信じていけたらいいなと 思っているんだ
それでも まだ遅くはないと 信じているから
君を 信じていたいから
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