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Knocking Knocker
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作詞 百日紅 |
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欲しいって口にすればするほど遠ざかって行った
気付いたら 口にすることすら忘れて
泥絵の具の中踠く
君の前じゃ息をするのも儘ならなくて
溺れて死ぬのかと夢に魘される
好きなのに
苦しい
傍に居るのに遠くて
気付けば口にするはまたくだらない囈
欲しているのは自分だけかと自己嫌悪
その目に誰も映らなければいいと願うのに
俺だけに微笑って
俺だけを見てよ
つまらない独占欲だなんて笑えばいい
それでも俺は欲しくて欲しくてまた手を伸ばす
欲しいものは与えられてるはずなのに
それでもまだ足りない心
一体どうしてくれましょう
考えれば考えるほど見えなくなる世界
淀む脳に
善も否も分からない
正しいことなんて君だけで十分
ならば世界を塞げばいい
こちらとあちら分厚いドアで
君をこちらに閉じ込めて
口にすればまたウラハラに
愛を説こうとして嘘を吐き
心を知れと悪態を吐く
knocking the door
ドアが鳴く
knock knock
こちら側に引き込んで閉じ込めて
望むは永遠の安堵感
そして
そのもの全て
knocking the door
愛してるの代わりに
君が今まで吐いてきた嘘を
君が本音と引き換えに言った悪態を
今度は俺が
knocking knocker
笑顔だけの君はもう十分
全部全部欲しいから
今この手で傷つけていく
knock knock
ドアが鳴く
君をものにするまであと一回
knock knock
さぁ 君を迎えにならせ靴音
ドアを閉めてこの世の最後
手にしたらもう
離さない
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