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月曜日のなんにもない夢
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作詞 %0120% |
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きのう なんにもないゆめをみました
真っ白い部屋で私が寝ているのです
そのまわりにはとくになにもありません
あるのはただ…酸素と二酸化炭素でしょうか
直感的に窒素は無いように思いました
ただそれだけの空間
寝転んだ私はゆっくり呼吸を繰り返します
胸が上下するのに対して 空気が抵抗します
皮膚で呼吸しているようにも思いました
暫くして私はこれが夢だと気付きました
気付いてから目覚めるのは簡単なのですが
何故か私はそうしませんでした
この何にも無い空間がただ愛しくて
誰にも何にも染められないこの空間が
まるで生まれたばかりの赤子の様で
思えばあれは
亡くなった赤子に用意された場所だったのではないかと
下らぬ想像などをもいたしました
わたしによういされていたのもはじめはこんなまっしろだったんだろうか
目が覚めた後
私はひとりで泣きました
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