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僕と鳥の詩
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作詞 菊堂 新 |
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風が運ぶ言葉に 一人泣いた記憶を足した
届く場所さえ分からない ただの思い出
僕が一人いつも遊んでいた この広い世界
終わりを待つ死に人が 生ある者を眺めてる
僕が生きた証を刻む樹が この空の何処かにある
笑い合う人々を背中に 僕は一人瞳を閉じた
地球の唄を聞きながら 僕の心は沈んでゆく
風の匂いを肌で感じる なんだか懐かしい
遠くから潮の音がする 切なく淡い綺麗な音色
僕はどこまでも沈んでゆく もう戻れない
失くした夢と希望が 形を成して僕を包んだ
滅びを生み出す炎の鳥と 僕は熱く抱き合った
人は全て消滅すべきだ 炎の鳥がそう言った
僕はただ頷いて 炎の鳥を優しく包んだ
風が運ぶ言葉に 炎の鳥の思いを足した
届く場所さえ分からない ただの悲しみ
炎の鳥が見てきた未来が 世界の先にある
終わりが近づく世界に 炎の鳥は涙を流した
炎の鳥は優しかった 世界の為に炎を消した
悲しみの涙で炎を消した 炎の鳥は鳥になった
風が運ぶ言葉に 鳥の悲しみの涙を足した
届く場所さえ分からない 純粋な悲しみ
僕は鳥と共に世界を飛んだ 醜い人間の世界
終わりが近づく世界に 僕は鳥と涙を流した
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