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愛夢
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作詞 夜音 |
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あなたを愛することさえ罪に感じるのならば
その罪を償えるほどの愛を差し出してやれ
この心が叶わないものだと知ることさえ 意味は無い
そこにあるのは もはや 塗りつぶされたガラクタの残骸
俺はきっと夢を見ていたのさ 光在る未来の悪夢を
聞いてくれよ 極楽に生まれる 狂愛のセレナーデを
薔薇の棘に絡まり 血に染まった あなたの手で
描いてくれよ 光の中の闇を 照らし出してくれよ 夢を
あなたを愛することさえ罪に感じるのならば
その罪を償えるほどの愛を差し出してやれ
冷え切った眼差しで睨む 明日の世界を
闇に住む俺がきっと 光在るものに変えてゆくさ
天空に浮かんだ絶望の黒 乱し狂わせ
手に入れたものは 名も無き 虚無の世界の壊れた破片
儚き揺れる群青の空を 黒く変えるのは俺の指先
叫んでくれよ 天国の歌声で 地獄の賛歌を
蜘蛛の巣に喰われ 動けなくなった 揚羽蝶よ
見せてくれよ 本物の闇を 変えてくれよ 光に
あなたを愛することさえ罪に感じるのならば
その罪を償えるほどの愛を差し出してやれ
腐れきった心で見据える 己の理想郷
あと何万回死んだら この手に掴めると言うのだろう
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