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ぼくからぼくへ。
作詞 oRuha
聞いたことがある声だった

でもそれは幻になった

キラキラ光るものをもらった

でもそれはぼくのじゃなかった

血が出るほど深い傷は

思ったより痛くなかった

だってまだ呼吸ができる



ほら また流れてきた

そして見ないふりをする

自分の弱さは自分が一番知っている

ほしいものは他にもあるのに



見たことがない空だった

はじめて全て捨てようと思った

じわじわと傷口が熱をもつ

でもずっと忘れたくなかった

目を閉じて最初に見えるのは

きみが言ってた優しい嘘

だからすぐ水がこぼれる



ねぇ 今触れたかった

なのに心が妬けて焼ける

他人のもろさはすぐ暖めたがるくせに

ぼくはここに長く居すぎたのかな



思い切って突き刺せば

背中から羽根がうまれるのは知っている

ぼくもきみも言い訳が下手だね

幾通りの答えはずっとここに並んでいたのに

たぶん足跡は消えないから

できるだけわかりやすく残そう

瘡蓋はまだはがさない

きみがつけた歯痒いものも

ぼくが見せた微かな音も

ずっと黙って持ってるつもり

けして要らないものではないと

捨てなくてもいいものだと

わがままを言って困らせるんだ

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歌詞タイトル ぼくからぼくへ。
公開日 2007/09/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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