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惰性の中を彷徨う
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作詞 キタロー |
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太陽が少し眩しくて
僕はそっとカーテンを閉じる
もう少しだけと布団に潜り
いつの間にか眠ってしまった
夢の中の僕はヒーローで
多くの視線を浴びる人気者
鳴りやまない歓声と拍手
誰も僕を蔑んだりしない
陽は落ちて闇が包む
月が顔を出し街灯が燈る
僕はようやく布団から出て軽い欠伸をする
いつも通りの日常
現実の僕はただのニートで
軽蔑と劣等の世界で生きている
歓声も拍手もないただの静寂
パソコンの起動音が響く
明日はどうしようとか
明日は何しようとか
そんな想いを馳せれるほど強くない
明日はこうしようとか
明日はああしたいとか
そんな願望なんてあるはずない
生きていくってことがこんなものなら
生きていかなくてもいいかなって思う
でも死にたいとも思わない
傲慢と我儘に色塗られた人間
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