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エーテルの夜 -ATHER-
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作詞 muse |
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癒えない痛みを照らす 光の矢が差し込む
窓に浮かんだ 満たされぬ月は 切なさの影
鳴らない電話のベルが 二人の距離を告げる
心の糸は 闇にほつれて 指先はさまよう
今溢れる想い 愛に駆けて行けずに
ためらいが胸を締めつけるの
そう消せぬ絆に 心縛られたまま
流されて 溺れてゆく エーテルの夜に…
冷たいガラスの肌に 温もり接吻(くちづ)けるの
窓に灯った 淡い記憶は ため息の色
二人の場面はいつも 儚く短すぎて
独りの夜は 長く絶え無い 身勝手の罰(むく)いね
今溢れる涙 頬に流れ落ちれば
星空に願い留められずに
そう瞳に迷う夢は 醒めてゆくのね
大切な物は いつも 心にあるから
今輝く想い 時を越えて行けずに
すれ違う日々が 背を向けるの
そう信じる場所へ 二度と振り向けぬまま
偽りの月は 浮かぶ エーテルの夜に
愛に行方があるなら
悲しみを連れ出して すぐに…
今溢れる涙 頬に流れ落ちれば
星空に願い留められずに
そう形に宿る 夢の軌跡追っても
大切な人の傍(そば)に 寄り添えないのね
今溢れる想い 愛に満ちて行けずに
後悔が胸を埋め尽くすの
そう消せぬ昨日に 明日を鎖されたまま
流されて 溺れてゆく エーテルの夜に…
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