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たった一人の
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作詞 くろ |
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僕一人では何が良いのかも分からない
一人で町に出かけてみても
隣に君がいないんだ
独りになってようやく気づいて
涙零れそうになった
押し寄せる人波が無償に恐くて
世界の眼がとても恐く感じた
誰も僕のことは見ていない
わかっていても 独りだと駄目なんだ
ぽつんと一人佇んで
色褪せはじめた世界を見る
誰かに縋りたくても
僕の手を握る人はいない
諦めて足を踏み出した
広がるのは醜い汚れた世界
目を逸らしたくなったけれど
僕はこの世界で生きている
流されそうになった時だった
さっと僕の手を握って翔け出した
いつもの笑顔と暖かさ
また君は僕を助けてくれる
堕ちそうになっても
君は変わらずに僕の隣にいてくれる
先までの悲しみと不安は消え去って
手を伝って心まで暖かくなった
自然と口元が緩んでいる
僕は君の手を握り返して
精一杯 翔けた
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