|
|
|
ラビットサーカス
|
作詞 アマジ |
|
トランポリンは日を追うごとによく弾み
ジャグリングは神の領域に触れる
飼われたラビットは火の輪をくぐり
綱渡りを華麗にこなす
棒をひとたび持たせれば
魔術に呪われた意志をもつ
尖る牙で声を塞ぎ、長い耳揺らせば
赤い光が照らし出す
爪の先、カタカタ動けば
サーカス始まりの合図となる
中に人がはいっているかのような
無駄な動きのないパフォーマンス
見とれる観衆に目も止めず
半笑いラビット、飾られた世界で踊る
暗い目で光見つめて、鋭い鼻研ぎ澄ませば
黒いカーテンが閉じる
小さな口、雄叫びあげれば
サーカス終わりの合図となる
笑う、揺れる、ラビットが笑う
喚く、響く、ラビットが喚く
流す、濡れる、涙を流す
開ける、話す、口を開ける
「早くファスナーを下して。私、ラビットじゃないから。」
手に取った着ぐるみ、ズタズタに切り裂いて
満月のウサギに手をのばす
|
|
|