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黒い空
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作詞 睦 |
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眠たい 寝ていたい
永遠に夢の中、永遠に目覚めたくない
外は暗闇 誰もいない永遠の闇
その闇に体を喰われるくらいなら
永遠に目覚めなくてもいい
それでも、暗闇に引きずりこまれる
抗えなくて、『言葉』というナイフが私の体を引き裂き、切り刻んでゆく
暗闇に、嘲笑う声が響く
喉は、潰された
誰も呼べない 助けてと言えない 早く楽になりたい
だけど、『言葉』というナイフは曖昧
体は無傷、心はボロボロ
だから、空を見るたびに思う
飛ぶってどんな感じなんだろう
体を置いて、空へ飛びたい
だけど、私は飛べない 翼を持てない
『恐れ』という鎖が、私を肉体に縛りつける
私は弱い とても弱い
それを知ったとき、なんだか空が黒く見えた
空へ飛び立ちたい
地平線の果て、誰を知らない未知の世界へ飛び立ちたい
だけど、私は弱いから 弱い人には、未知の世界へは行けないから
だから、いつか空がまた蒼く見えるようになったら、
私でも、行けるのかな
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