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曖昧勇者
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作詞 氷室 驟雨 |
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千年の時を経て
目覚める君を守護するもの
長い剣の柄を 傾け
ご指令を
時折夢に見るんだ 明日のひどい陰を
君に捧げた心は 君のためだけ
勇者よ きいてくれ
僕の傷跡はもう 癒せないのか
君は闇夜に沈むクレーターの中
曖昧勇者
約束を破って 一体なぜ
目覚めさせたのは誰だ
ささくれた荊を
そのつるぎで
錆びたつるぎで
時折闇に埋もれる
この場所は もう汚れ
見えるのは ただのコンクリートの刻む道しるべ
鉄線かまえた子供が 変に勇ましく見えてさ
やまない雨は 雹となって僕に降り注ぐ
君の従うものは誰さ
そうか 君にはもっと大切な人が
さあ
曖昧勇者
淀む世界は 君を遠避ける
微塵の光 揺する心はあなたの心拍
千年経っても
何も 変わらないのに
君はあの疑いの大地を旅する
そんなささくれた君に捧げよう
千年後にまた会おう
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