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real
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作詞 恢 |
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解き放した 籠の中の鳥に
青い空を想う
透明な部屋の中 うずくまって
咲きかけた 遠い過去の花たち
見下ろされた現実
想わない日々はない
重い鎖を外し
走り出せたら
大切なものと引き換えに
廃れた想いに
廻らせた熱い記憶
諮ることのない運命を
いつまでも背負って
奏でられた 祝福の宴
張り付いた虚像
割れた窓の向こうに
縛りつけた腕
鍵を見つけ出しても
約束は置き去りに
答えられない
赤く染まった指に
仕組まれた冷たい罪を
離すことなど
早まる鼓動を
打ち付けて止めてしまおう
時のない楽園に忍び込んだ
悪夢のような
現実の弱さに
潰されてゆく脆い
ガラスの瞳を一つ
共に連れて行こう
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