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闇茨姫
作詞 紫響
弱き私を外界から守るため
清き純白の編飾り(レェス)を身にまとう

割れた水晶の破片(カケラ)で出来た星達が
鬩ぎ合い奏で合い作り出した夜に
花は我知らず酔っていく
私の空天(ウエ)で輝く下弦に照らされた
十六夜薔薇(オヒメサマ)の姿が幻想的(ロマンティック)で泪を零した。

貴方が私の騎士(ナイト)なら
毒の荊も厭わずに
進んで欲しい、私の存在(トコロ)まで


危うき道を歩むため
儚き蓮の布襞(フリル)を着飾る

雪のような姫桜躯(クスリユビ)に通した指輪(リング)の
紅玉硝子(ルビー)が視るのは
雨で紡がれた蜘蛛の細銀糸(フィーロ)に捉えられた双蝶(ニヒキ)
右翼が貴方で左翼が私
同じ夢を見ているのにけして合わさらない、けして繋がらない
でも私達の瞳には映っているの、
鮮やかな宝石に彩ふ(イロウ)両翼が羽ばたく瞬間(トキ)が

貴方が甘い魅香(カオリ)に惑わぬのなら
夜の美神(マモノ)も恐れずに
護って欲しい、私が崩れぬように


伏せられた漆黒の睫が青瑠璃眸(ホウセキ)を隠していく
首輪(チョーカー)を填めた咽から響く哀韻に獣が伴奏を躍らせていく
深林の宴では、私の翠玉(ココロ)は染められないの

貴方が深い闇を恐れぬのなら
舞い散る紅(バラ)も疎わずに
抱いて欲しい、私が孤独(ヒトリ)で泣かないように


愛して欲しい、永遠に(イツマデモ)

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 闇茨姫
公開日 2007/11/18
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント フリガナ満載になってしまいました;
でも、自分の中では結構気に入っています。
深い森で薔薇に囲まれながら騎士を待っている姫のお話です。
紫響さんの情報













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