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I don't know. I am cinderella.
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作詞 紫響 |
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シンデレラになりたかったの。
苦しい生活でも美しく輝いていて、
魔法使いに出会って素敵な服に身を包んで、
かぼちゃの馬車で王子様に会いに行く。
王子様と私は強くひかれ合って恋に落ちる。
そして結婚して永遠に愛を誓う。
幸せに包まれたお城で暮らすの。
愛が欲しいわ!
欲張り過ぎる言葉ばかりさけんでいた。
自分を傷つけないで
無償のものばかり求めていたの。
だけど私はなれなかった。
素敵な服も王子様も、全部叶わない願いだった。
愚か過ぎる夢物語だったの。
温もりをちょうだい!
寂しいのは自分だけだと思っていた。
与えもしないで
悲劇のヒロイン演じていたの。
私はこんなことになるとは思っていなかった。
考えたくなかった。
こんなこと望んでいなかった。
孤独なお城で一人ぼっち。
誰か気づいて!
私はお姫様なの。一人なんて似合わない。
全てに目をそらして
幸せが何か分からなかったの。
最初から愚かだと分かっていても……
目を閉じていて!
私は静かに眠るから。私の汚れ、見せたくないの。
きれいな私だけ知っていてもらいたい。
沢山の華と、美しい蝶にかこまれて
永遠の夢を見続けるの―――……
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