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手の鳴る方へ
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作詞 S・サディスト・M氏 |
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産まれてどれだけの時間を
浪費して つまずいて
涙ながら話した言葉の一つを
その手で拾い上げた
今まで歩いてきた道のりの
僕の前にまだ続く空白を
気の遠くなる作業で 埋め尽くしたら
どれだけ鮮やかに 色づくだろう?
嗚呼、君の姿が見えなくても
僕は見えない君に歌う
嗚呼 生きてきた一秒でも
君と過ごせた それに感謝するよ
苦しくて 認めて貰いたくて
吠えて泣いて叫んで
それでも未だ 何か足りなくて
必死で掴んだその手の中
僕の求めていた温もりを
君は一瞬で手に入れて
僕はそれを羨ましく見ていた
それでも愛しくて
捕まえてたかったのに
兎の様にはねて
白い光は消えた
虚しく響いた
僕の声と消えた
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