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残像
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作詞 れぃあ |
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赤い薔薇を見つけた
君がくれた初めての花
薔薇と同じで君も紅くて
枯れた時の切なさが
まだ脳に焼き付いている
小さなおもちゃの指輪
君が夏祭りでとったやつ
プラスチックなのに輝いてた
おもちゃなのに、どうして
まだ棄てられないんだろう
栞になった黄色いイチョウ
私の肩に引っ付いてて
君がそっと教えてくれた
何となく押し葉にしてみて
まだ難しい本の間に
紫の左手しかない手袋
右手は君にあげちゃった
余った手は繋いで暖めて
もうそれさえもできないよ
まだ信じられないや
君はまだ私の傍にいる
君じゃない物になりすまして
君の残像に頼って生きてる 私
君専用の着信メロディー
永遠に鳴らない、知ってるよ
だけどたまに鳴らしてみる
ドキドキが蘇ってきて
まだ設定解除してない
街で君を見つけた、気がした
ジャージにくたびれたTシャツ
そんな人はごまんといる、けど
いつもの君のスタイルで
まだ見間違えてしまう
君が最期に言ったあの言葉
「愛してるよ、永遠に君を」
思い出す度に幸せになる
何度も思い返してたから、
まだ耳に残ってる
君はまだ私の中にいる
「記憶、思い出」になりすまして
君との過去に頼って生きてる 私
君はまだ私の傍にいる
君じゃない物になりすまして
君の残像に頼って生きてる 私
君の残像がいつか
実体になることを願って
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