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狼と赤頭巾
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作詞 M×G |
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北の森を抜け
薄暗いアスファルトを踏みしめる
大きな足跡を辿る
逃がしてもアイツラは飛び込んでくる
南の空を見上げ
安いアイデンティティを投げ捨てる
武器は蝕まれた体
唯一の誇りはアドレス帳の人数だけ
この冬一番の温い風が
街の中を駆け抜けた
少女Aは孤独を抱え
次の獲物を探すだけ
西の端を見つめ
歌われないアリアを待ち続ける
ピクリともしない頬には
悲劇的なアピールはもうできない
東の端を見つめ
染まるアスファルトを踏みしめる
唯一の武器を抱え
飽き飽きしたアドベンチャーをはじめる
この冬一番の温い風が
冷めた街を駆け抜けた
少女Aは乾いた瞳で
赤頭巾達を探すだけ
この冬一番の温い風が
起き始めた街を駆け抜けた
少女Aはよれた足で
朝もやの中に消えるだけ
アデュー
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