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飛行機雲
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作詞 M×G |
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こじ開けたシェルターを 突き通す西日に
浮かんで伸びた 僕の影法師
深いブルー取り残して 世界を赤く染める
やがて来る夜の恐怖も 蹴散らしていく
長く続く道のりに 壊れ果てた身体を
映し出した 僕の影法師
錆びて動かなくなった 時計の針を戻して
いつまでも続く時間を 作ってく
飛行機雲が 茜空 切り裂いて
夕暮れの中に 白い線 引いていった
伸ばした 手から こぼれた小さな光が
またひとつに固まって 見たこともない
「何か」を築いていく
細く小さな自分に 抵抗するように
動き出した 僕の影法師
「どうせ持ち主が不甲斐ないんだ」 だから
足から切り取って 空へ浮かばしていく
空を飛ぶことなんて 無理に決まっているけど
あの道を 今は辿って行きたい
僕たちは世界の どこかで作られる「居場所」を
通り過ぎて 見慣れすぎている
「イマ」を生きていく
白と黒だけの地平線が いつになく鮮やかに
飛行機雲が 茜空 切り裂いて
夕暮れの中に 白い線 引いていった
僕たちは世界の どこかで作られる「居場所」を
通り過ぎて 見慣れすぎた
「イマ」を生きる
あのときの影が 暗い自分 切り裂いて
水溜りの中に 白い橋 渡したんだ
伸ばした 手から こぼれた小さな光が
僕の手をとって 見たこともない
「セカイ」を築いていく
傷癒えていく
気付いていく
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