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名雪
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作詞 ファフニール |
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舞い降りる白い粉雪に
覆われてゆく街並み
僕はただ駅前のベンチで
あなたを待ってた
二時間の待ちぼうけ
頭には雪が積もってた
それを見たあなたは
優しく微笑んだ
「あなたなんて他人行儀」って言うけど
七年前のことなんてもう忘れたよ
過去に傷ついた僕は
あなたを避けていた
それでもあなたは僕の
心の雪を溶かしてくれる
「あの時と変わらないね」
自分じゃわからないけど
どうしてあなたは
そんな悲しい顔するの?
過去のあなたじゃなく
今のあなたを多分
僕は心の奥の奥から
好きになった
「あの時の言葉もう忘れたよ」
泣きながら僕に向って
崩れ落ちてゆくあなたを
僕は見てるだけ
何も無い僕だけど 何も出来ない僕だけど
春も、夏も、秋も、そして冬もいつもいつでも傍にいるよ
二時間以上待ちぼうけた僕
それでも待ち続けて
ふと空を見上げたらそこに
『君』がいた
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