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始まりの日...
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作詞 カィリ |
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その日から あたしはただの道具になった
機嫌が悪くなったら八つ当たりする
ただ それだけのもの
それくらい分かってた
毎日辛くて 友達にだって相談した
家族から罵声を浴びさせられるんだ、と
でも、その子は笑って
「そんなの別に平気じゃん」って
相談したあたしが馬鹿だったと本気で思った
きっと皆は分かってないんだ
家族から罵声を浴びる事が
どれほど孤独で辛いものか...
それはご飯を食べている時だった
あたしが始めて感じた辛さ
あの人は笑って
「人には{とりえ}ってモノがあるけど、あんたって何も無いね。」って
たったの一言だった
読んでる人には分からないかもしれない
そのくらいって言う人も居るかもしれない
でも そのときの言葉は鋭く、冷たかった
怒りと涙がこみ上げて 抑える事で精一杯だった
それからは毎日言われ続けた
「あんたって何でそんな人間なのかねぇ」
「兄ちゃんはあんなにイイ子なのに…」
「あんたって誰の子なの?」
毎日毎日耐えてるのに 耐えてあげてるのに
あの人は毎日毎日あたしを罵った
あの人が言うたびに言葉が冷たくなって
家族みんなが敵になった
「あんたのせいで…」って言われるようになった
あたしは何もしてないのに...
あの人はあたしが気に入らなかった
他の家族の愚痴でさえあたしに来てた
学校に行く前 帰ってきてから
ずっと言われっぱなしだった
あたしは辛くて辛くて
でも泣きたくても 泣けなくて 堪え続けた涙
あたしはいつになったら泣いてもいいですか?
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