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周りはそれを化け物という
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作詞 ハーメルンのホラ吹き |
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枯れた木々の群れの中 荒れ果てた墓地に僕はいる
両手で君の屍抱いて 君の胸に顔をうずめて
ちょっと前まではまだあったんだ
生きてる君の温もりが 見る間に消えうせてしまったんだ
君の中身 魂が
僕の中からも何か消えたよ
僕の中心にあったものが 跡形もなく君と一緒に
思い出の中に君はいるけど
もう現実(リアル)の中にはいないんだ
そう一人で痛感した僕は ただ 屍を抱きしめた
真っ赤な剣(つるぎ)と冷たい十字架
現実(リアル)から逃げる僕を挟んで
ただただ互いに睨み合う
どちらも生きてないくせに
そっと君の頬を撫でた
僕の真っ赤な左手で 熱を奪ってく君の血は
綺麗な綺麗な紅色で 僕の中から消えた何かは
きっと心のストッパー 僕の狂気を止めるモノ
周りは僕を化け物という
けど僕はどうしてか分からない
ただ君を愛しすぎただけなのに
周りは僕を化け物という
ただ 君を僕のモノにしようと
剣(つるぎ)で殺しただけなのに
君の血と思い出を啜って
現実(リアル)を生きる純粋な僕を
周りは只々化け物という
周りはそれを化け物という
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