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Paradise of entrails
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作詞 Littole・Dragon |
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風さえ届かない 灰色のカーテン
悲鳴さえ聞こえない鉄線の壁 少女の希望は潰える 哀憎の箱庭
平常という名の冷たさが 肌に傷を与える
無数の足音が 弱く小さい心臓を響かせる
常識から逃げ出した少女 喉元には鎖の束縛
感じるは人間の冷たさと金属の痛み
優しさも憎しみに 愛情も哀しみに 感情も劣化した
瞳無き人間に救いを与えよう
足首に絡み付く影から解き放とう
少女の瞳に映ったそれは 楽園という名の監獄
病さえ気付かない 灰色の神経
泣き声さえ響かない鉛の人間 人形の未来は潰える 冷酷な庭園
平穏という名の静けさも 心に渇きを与える
無数の視線は 傷ついた肺胞を貫いた
肉から鉄へと変わりゆく人間 体には服従の証
感じるは餌の冷たさと血肉の味
眼球も鉄球に 頭髪も針金に 臓物も腐敗した
血肉なき人間に救いを与えよう
内臓に絡み付く闇から解き放とう
人形の瞳に輝いたそれは 狂気と絶望の牢獄
失った精神は我々を導ける箱舟への乗船券
消えた優しさは人形を閉じ込める箱庭への入場料
溶けた愛情は苦しみを和らげる麻酔への使用料
人間は人形に 人形は廃棄物に 廃棄物は餌となる
不治の病は終わり無き堕落への歩み
少女は天使に 人形は人間に 真っ赤にスープは消え失せた
それこそは終わり無き連鎖への歯止め
箱に入れられた人形は救いの光を求めてる
非常という名の暖かさが 心に雨を与える
一つの優しさは 傷ついた心身を作り変える
無情より目覚めた人形 両手には鋼の拘束
感じるは肉体の痛みと死体の重み
恋人も人形に 肉親も人形に 故郷も忘れゆく
救いさえ届かない 死臭のカーテン
通路さえ閉ざされた終末の扉 人形の絶望は轟く 臓物の楽園
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