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アルビレオ
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作詞 アキト |
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遊び疲れ 並木道 君と歩いた 午後11時
今日の昼と比べたら 会話は減ってきたけど
この手はずっと まだ 君を繋いでいる
並木道抜け 公園を横断 近付いてしまう君の家
「どうにかしたい」と咄嗟に辺りを見回した
特に 君の気を引くモノはない 盛り上がる会話もない
思い出した 今日は 流れ星が見られるらしい
ジャングルジムの上に登って 君に教えた 星の事
今日の昼と比べたら お互い 元気ないけど
ジャングルジムの上 君を繋いでいる
並木道から そよ風吹いて ただ過ぎていく この時間
君と離れる事が怖くって 取り敢えず手だけでも繋いだけれど
その手を離さなければいけない この帰り道が 大嫌いだ
だからせめて この公園で 君を呼びとめ
時刻が変わって 今日も 君と過ごしていたい
蝉が五月蝿い並木道 君の声が 聴こえない
「去年の夏より今年は 蝉が多いらしい」と
くだらない事を まだ 君と続けている
どうにもならない想い 唄に変えていくよ
ずっと 君の手を引いていきたい 会話らしい会話じゃなくても
思い出にだけは なりたくないから
隣の君に寄り添って 流れ星を待っているこの時間
ジャングルジムの上に座った この小さなセカイは輝いている
そうして ほら この公園で 星達は舞う
流れ星が裂く大空 君と過ごしていたい
そう 願う
君と離れる事が怖くって 取り敢えず手だけでも繋いだけれど
その手を離さなければいけない この帰り道はもう嫌だ
思い付いたんだ 僕らの家が 一つならいい
時刻が変わって 明日も 君と過ごしていたいから
最初で最後の告白をするよ
星が舞うこの場所で
結婚指輪の代わりに流れ星を届ける
どれだけ伝わるだろう
蝉が五月蝿い並木道 君の声が 聴こえない
「去年の夏より今年は 蝉が多いらしい」と
去年と同じように まだ 君と話している
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