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the song of the tree
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作詞 アキト |
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誰も来ない丘 真ん中には大きな樹
幾年も ここで同じ景色を見てきた
「何の為に生まれてきたんだろう」
解るはずのない 疑問を ずっと抱えてきた
耐え難い 孤独と 共に
幾千の中の 小さな一日 君はやって来た
閉じかけたその瞳に 僕を写して
泣いているのか もたれ掛かっていては解らない
こんな事初めてだった ヒトのナミダを見るなんて
きっと 笑顔が似合う その顔は涙で濡れていた
どうしてだろう その涙は どんな毎日より辛い気がする
悲しい訳を教えてはくれないか 笑顔を見せてはくれないか
すすり泣く その音を 僕は聞きたくない
それでもダメだと言うのなら 僕が止めてやるよ
今まで 生きてきた時間を 君に捧げよう
お互い 冷え切った心を 共に暖め合おう
生きてきた中で 初めての気持ち
暖かい日に 閉じ込めた その笑顔 僕に気付いて!
泣かないでくれ もたれ掛かる それは冷たすぎる
僕は初めて誓う 「君の涙を止めてやる」って
僕はもうすぐ朽ちていく だから最後に笑って欲しい
ありがとう と伝えたいんだ 僕にもたれてくれた事
朽ちる寸前 全力で 僕は叫んだ
きっと 最初で最後 今の気持ちを ありったけ
木の葉を並べて「ありがとう」と君に届けるよ
ほら 笑顔が似合う その顔に涙を垂らさぬよう
どうしてだろう こんな気持ち 永遠だって生きていける気がする
悲しい事を忘れられたか 笑顔はこんなに眩しいぞ
「ありがとう」 そのコトバ 知ってて良かった
もうすぐ朽ちていくけれど またここに来てくれよ
これからも 大きなこの樹を 君に捧げよう
お互い 冷え切った心が いつか温まるよう
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