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ラビット
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作詞 minamix |
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細い足を軸に体を支えて
走っていたあの頃
世界に誰もいなくなって
わたしと君だけが存在してるんじゃないかって考えてた
そう、こんな暑い日、空を見上げて
*だれもいない
だれもいないの
さっきまで隣にいたあの人もだれも
起きたらまわりが暗くなってた
さっきまで確かなもので繋がってたのに
手からすり抜けて
寂しさと暗闇の青だけが残ってる
わたしはあなたを探しに自転車をこいだ
あのときの空気と一緒だった
愛だけはうたってた
メタセコイアの木から見える世界しか
知らなかったあの頃
世界に誰もいなくなったら
きっとあの橋で
君に出会って
誰もいないねって笑うと思ってた
あぁ、こんな暑い日、雲を見て自転車をこいでいた日
*だれもいない
だれもいないの
さっきまで抱きしめてた温もりも何も
目が覚めたら人の音がなかった
さっきまで確かな愛を知ってたはずなのに
簡単に透明になって
手にもっているのか不安になる
わたしはあなたを探しに知らない街に出かけた
あのときと同じかぜだった
愛だけはいつもあった
この携帯電話はもう世界中の誰とも繋がってないかもしれないけど
アドレスを訪ねたって、誰もそこにはいないけど
愛だけであなたの絵は描けた
あの頃世界に残されたわたしに
君は
今、愛を教えてくれた
ちゃんと顔が見えた
一人じゃなかった
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