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蝉[せみ]
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作詞 鯱 |
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僕の声を誰も聞いてくれない
皆うるさいと言うだけ
悲しいな
でも今は違う
君がいる「友達になろう」って言ってくれた
嬉しいな
あれからの日々 君との思い出たくさんできた
今日でちょうど生まれてから一週間
最後の日はひたすら歌うだけ
君と離れたくないでも逝くよ
今日は君が来ないでも歌い続ける
これが最後の僕の想い一日では語りきれない「ありがとう」
もう目がかすんできた僕の声も小さくなっていく
あと少しで終わる一生をひたすら生きてやる
瞳に入ってきた君 やっと来た
「顔が真っ赤だね」
「なんで遅かったの?」
「体調でも悪いの?」
言いたいことがいくらでもある
でももう声にだせない
言えたとしてもうるさく鳴くだけ
それでも僕はこれだけ言う
「泣いてくれなくていい 笑って見送ってくれればいい あと忘れないでね僕の事」
「忘れないから」君とはじめて繋がった想い
忘れない忘れるもんか蝉は歌い続けるあと数秒の一生を
君の笑顔を見守るため
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