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切なく 空気を握る手
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作詞 もやしっこ |
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ねぇ 教えてよ
なんで君は
僕を置いていったの?
君の最後の言葉は意外と普通
だからまだ信じてないよ
脳に散らかった 君の欠片を
僕は暇だから パズルみたいに組み立てる
すると分かったんだ
僕は君に何もしてあげてなかった
「愛してる」という声も 「ありがとう」ということも
今となっては 意味ないのに
それでも僕は 空に向かって言う
もっと もっと早くに言ってたら
君に届いたハズなのに
誰も悲しむことはなかったのに
ねぇ 今となっては 僕の五感は役割を終えたよ
息を吸うためだけの口
痛い寒さだけを感じる肌
君のいない景色を眺める瞳
切なく 空気を握りしめる手
僕は君がいないと生きていけないことを知ったよ
人から愛されたいと思ってた僕は
愛するものを見失って
誰一人愛することができなくなった
もしも最後に 一言
一言だけ伝えることができるのなら
「ごめん」と「ありがとう」を同時に言うよ
でもね それはね 僕が言いたいことであって
君が望んでいる言葉とは違うね
分かってるよ
「愛してるよ」
こんなクサイセリフ 僕には似合わなくて 恥ずかしいけど
君が笑ってくれるのなら
僕は声が枯れるまで言うから
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