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こどもの日
作詞 もやしっこ
いつか今の価値が
変わる日がくるんだ


あのころの僕は
そんなことさえも
知らなかった


なにももってなかった
一人で生きていく力も
お金も恋人もなにもなかった


それでもあのころの僕らは
毎日が輝いてて


次の約束だってなんにもなくて
スケジュールなんて真っ白で

でもその日その日で
誰かと一緒に遊んだよ


あのころの僕らは
確かにその日に生きていた



一日一日精一杯
その日を楽しみ抜いてさ

思い出なんていらなかった



だって今までの全てが
思い出に変わる日がくるなんてこと

知らなかったから



語ることは次第に増えたよ
お金もあるよ
恋人もいるよ

生きてく力はまだないけれど


ちゃんと手の中にいれて生きてきたよ


でも
手にもてるものは限られてて

手にした代わりに
どっかに落っことしてしまったんだ




大切なものは全部持っていけるんだと
大切なものは全部大切にできるんだと

そう思ってたよ



いつのまにか失くしてしまったんだ
探したいけどもう見つからない

どんな形をしてたかすら
僕にはもう思い出せない



それでもたまに
すれ違うんだ

今の僕にはもう
手にすることができないけど

形も匂いも分からないけど


今でも一瞬ふと思い出すよ
子供のころ僕が

たしかに持っていた感情を

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル こどもの日
公開日 2011/04/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 子供のころを振り返って書きました。なにも知らないことが幸せだったあのころです。 子供っていいですよね…。ほっとします。
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