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荷台付自転車
作詞 もやしっこ
初めて乗れるようになったのは
あなたと出会ってから


もう諦めたのに
あなたが支えてくれるから
あなたが背中を押してくれるから


僕は初めて前に進むことができた


こんなに楽しいものだったなんてね
気づけてよかったよ




でも僕はいつまで経っても
甘えていた


だから あなたはもう
押してくれなくなった


空回りでは前に進めない
あなたがいてくれないと
僕は前に進めない


そんな僕を
嫌いになったんでしょう


知ってたよ
僕は愛してもらえないんじゃない
愛し方が分からないんだって



あなたはもう
背中押してくれないけど

もう一緒には歩いてくれないけど


もう全部遅いけど
自分の力で前に進めるように
なりたくなった


いっぱい転んで
いっぱい傷ついて
いっぱい泣いたら

乗れるようになるのかな



そしたら一人で乗るのが
当たり前になっていくのかな




でもね
僕は乗るのが好きだったわけじゃないよ
あなたが一緒にいてくれるのが

嬉しくてたまらなかっただけなんだよ




あなたがなんで乗り方を教えてくれたのか
やっと分かった

できないことは
空回りしてしまうもの

そういうことでしょう?




もしも
もう一度だけ
あなたが一緒に遊んでくれる日がきたら

そのときは
あなたを後ろに乗せて
走っていけるほど

強くなれてたらいいな

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 荷台付自転車
公開日 2010/08/31
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 別れ
コメント 自転車の詩です。情けない男が、強くなろうって思っていく失恋の詩です。自転車なのに全然爽やかじゃないですけど、終わり方は気に入ってます。
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