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アリスシンドローム
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作詞 その5 |
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甘い魔法の飴を貰った
雲が遠く下のほうに
何にも見えなくなるくらい
甘い魔法のお茶を貰った
動く鉄塔が遥か彼方
私に気づかないみたい
星のカケラを拾ったら
チクタクチクタク時計を鳴らす
ブリキのウサギを見つけたの
ネジを探してるのかしら
彷徨うあてはどこなのかしら
そこに目的があるのかすら
あやふやで曖昧な物語でしょ
だって彼の中身は私
甘い魔法のカップを割った
それでも紅茶は飲めるもの
真っ赤な甘い紅茶だわ
猫の尻尾を千切ったわ
トランプの姫が現れて
風に飛んで消えてったわ
何がしたかったのかしら
紙一重な軽すぎる体
居場所を知らないんだわ
あやふやで曖昧な物語でしょ
だって飛んだのは私
逆さに落ちる水を汲んで
可愛そうな子にあげましょう
それでもきっと彼女は覚めない
茶色い髪の王子様も
空を飛ぶ白い馬も
何が出来るというのかしら
あやふやで曖昧な存在でしょ
だってそれはみんな私
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