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動かすは
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作詞 Silent Night |
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地図を拾った僕は 一人でつぶやいた
こんなボロボロの地図 どこに行くためなの
友もそれを拾って 見てみたらしいけど
止まったこの世界じゃ 「使えない」と捨てた
共に生きた人に ありがとうと
さよならを言う日は まだ見えない
逆さにした砂時計は 流れないまま
目指したものすら失った
この世界の長い針を 動かすは誰
昇るはずの日が昇らない
再び時が動くを待つ 僕はただの弱虫であり
他の誰かがそれをするを 見ているだけの男なんだ
止まったこの世界で どれくらいの間
どれくらいの人が 自分を憎んだろう
地図を開いた僕 目的地は
自分でもわからない ふらついているんだ
狂っていた道しるべは 正せないまま
導いてくれるものも無く
彷徨ってた迷宮さえ 抜け出せない
生きていく術を失った
最初に戻ることもできず 立ち往生している僕は
ただ暗い闇に投げ込まれ 泣いてるだけの男なんだ
時が止まってしまった日は 世界が崩れ出した日だった
意味を果たさなくなった時計は 忘れられた
いつか誰かがそれに気付き 針を動かそうとするとき
世界の崩壊が止まり また時が流れ出す
針を動かすは 僕らだ
逆さにした砂時計は 流れ始めた
地図を見つめた僕らの目は
刻み出した長い針を 動かすは皆
昇るはずだった日が昇る
先が見えた迷宮を 生きていくは皆
続きの無い地図を手に持ち
僕らが求めてた世界は 生き物全てが求めてた
たった今聞こえた呼吸は 幸せ溢れた声だった
動き出した世界で人は 夢を今追い求めている
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