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ライラック
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作詞 Silent Night |
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また一枚 花びらが散ってしまった
緑の絨毯に 美しい模様ができた
梅雨の時期の 乾いた空のすぐ下で
誰にも気づかれず 紫色を散らせてた
花言葉は 愛の始まりという意味で
冷えた土地を好む 僕の中にも咲くのかな
温もりとか 自分でゴミ箱に捨てた
そんな僕だけれど 人を好きになれるのかな
育てるのが難しくて きれいに咲くことも少なく
まるで今の僕みたいだ 水を欲しがる花のような
悲しみはいつしか雨となり この心を濡らしていく
そこはより一層冷えて 僕は機械になったみたいだ
太陽を待つ僕のつぼみは いつまでも開くことなく
自分を咲かせる頃には モノクロ花びらになるだろう
僕なんかは 役に立つことなんてない
いつもおいてけぼり 必ずそう思っていた
花言葉は 青春をするという意味の
紫花でさえ 活躍するというのにな
見つけたのは 雲一つない澄んだ空
草原の上から 根を張ったように見つめた
自分の色 それは自分自身によって
赤や黄色になり 存在を主張するんだ
いつのまにか失ってた 人間を好きになること
花びらを開かせてから 権利を与えられるんだ
この広い青い星の中で どれだけ花が咲いてるの
僕を見失わないよう もっと目立とうとしていた
けれどもそれができるためには 花びらに色がなければ
絶対に無理なことなんだと 今日知ることができたんだ
悲しみはいつしか晴れとなり 温もりも心に戻り
花は自分色に染まり ようやく目立つ準備もできた
花を咲かせることができたら あの人にこう言おうかな
今の僕ならできるはず 前からずっと好きでしたって
紫色の花びらは 僕に勇気を与えてくれた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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