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CHISKEN
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作詞 ハーメルンのホラ吹き |
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場所は屋上冬空の下
相手は五人味方は一人
バット対素手の大喧嘩
理由なんてこれと言ってねぇよ
只なんとなく目が合っただけ
一回二回三回と
飛び散った血が何かを描いた
崩れ落ちたのは五人の方
「よえぇなお前らそれでも男か?
オラ立てそんでかかってこいよ!」
そう言って笑う俺の顔は
何だか自嘲に満ち満ちていて
ホントはちゃんと理由があった
目が合った瞬間に感じた恐怖
それは相手に?それとも自分に?
気付くと俺らは殴りあい
自分を守るために拳を振るった
ホントは臆病者だったんだ俺
でもそれは隠しておかないと
たちまち相手に弱みにされて
俺という存在すら危ういから
心に落ちてた虚勢を被り
ひたすら相手を蹴散らしてんだ
自分を見捨てた俺の心が
臆病な俺を閉じ込める
ホントは臆病なだけじゃないんだ
相手が見つかる度に感じる
あの感情はそうヨロコビ
心に巣くった獣が一匹
もう半分は呑み込んでんぞ
自分を制御できない心が
臆病な俺に牙を剥く
「もう半分は呑み込んでんぞ」
何時まで持つのか解らない
脆い脆い嘘の仮面
こいつが崩れ去った時
俺は一体どうなるだろう
何時まで寝てるか解らない
醜い醜い俺の獣
こいつに全て呑み込まれたら
俺は一体何になるだろう
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