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アイデンティティー
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作詞 桜井直樹 |
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首に繋がれた鎖に気付いた時
僕の人生はもう半ばを過ぎてた
今さら飼い主に何を言えるわけもなく
現状にただ茫然自失になる
別に自分に才能があるとかいうわけじゃなく
もっと違った今日があったのかななんてさ
四十のおっさん、まさに親父みたいに
そんな愚痴をこぼして恥ずかしくなる
最近の趣味といえばスポーツ観戦
サッカー部なのにバスケに熱中さ
コートを駆ける一流選手に向かって
もっとこうだあぁだと指摘している
実際やってみると難しいことぐらい
この年にもなれば分かっちゃいるけど
世界はみんなは上手に渡って行くんだけど
自分は自分だけはここに立ち止まっている
進まなきゃいけないのはわかってるから
もうちょっともうちょっと
今の彼女は中の上って感じかな
顔はいいけれど胸が全然ないの
性格のいい子なんて言ってる奴に限って
いざ付き合うと色々注文を投げかける
こいつが自分だって認識し切ってた男が
最近すごく嫌なやつに見えてきた
夢を諦めるは女も大事にしない
こういう男が世界を世間を駄目にするんだろ
分かっている変わらなくちゃいけないこと
でもきっかけをどこかで望んでしまうんだ
昔の自分が今の僕を信じてくれてるから
昔の女が今の僕を押し出してくれてるから
進まなきゃいけないのはわかってるから
もうちょっともうちょっと
人生って何だろ、誰もが突き当たる問題に
今まさに僕がぶち当たっている最中さ
受験数学とは違って答えが出ないことぐらい
今の僕にはわかるから…
いつか自分を認められる大人になれれば
そう思って約30℃の坂道を駆け上がる
世界はみんなは上手に渡って行くんだろう
なら僕も自分だって一歩一歩歩いてくんだ
進まなきゃいけないのはわかってるから
もうちょっともうちょっと
あと少しで自分を分かる気がするから
もうちょっともうちょっと
これが僕だから 夢を目指して
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