|
|
|
荊棘
|
作詞 茉田 |
|
咲かせた華に心動くのか
認めた夢を諦めるのか
もう総ては予知出来ぬ事態で
ふたりの薔薇も知らぬ間に涸れていたのでしょう
鎔けた愛に指先滑らせて
黙り込んで ねえ 次ぎは何を冒すの
煩い 煩い 些し 口を
塞いでみては如何なの
ほらね そうね わたしの 穢い
吻で好かったのにね
満たない 視てない 貴方の 御顔を
そろそろ忘れなきゃ
要らない 要らない 全部 入らない
女なら消えればいいのかな
解れた布が泪抱いたのか
それとも只渇きを待ったのか
名前を呼べないのは 疾うに
最後を噛締めていたから 意気地無し
煩い 煩い 些し 耳を
削ってみたら如何なの
でもね そうね 貴方の 薄い
声で詰まったのにね
それで好かったのにね
満たない 視てない 貴方の 御顔を
そろそろ忘れなきゃ
要らない 要らない 全部 入らない
女なら消えればいいのかな
吁 今更
種を探す始末 酷く惨めです
気付いていたなら棗を飲み込み
絶えていたのに
|
|
|